京田辺のすごい人- voice4 – 新居 祐司さん
京田辺のすごい人発見プロジェクト
京田辺のすごい人-voice 4-
一般社団法人京田辺市文化協会では、京田辺市で活躍している「文化・芸術のすごい人」を紹介するプロジェクトを行っています。
今回ご紹介するのは、アート魚拓アーティスト 新居 祐司 さんです。

profile
新居 祐司さん(nii yuji)
アート魚拓アーティスト
拓正会所属
「直接法」にてアート魚拓作品を多数手がける
「直接法」
水性アクリル絵の具を使い、魚の模様などすべてを魚体の上に描き、紙をはがした後からは目玉以外は一切の加筆修正を加えない

アート魚拓「拓正会」
魚拓は、古くは江戸時代に遡る日本古来の文化であり、英語表記では
「Gyotaku」。
現在世界各国に多くの愛好家がいらっしゃいます。
魚に直接墨や絵具を塗り、紙や布を置いて写す「直接法」と、魚に紙や布を置き、その上からタンポに付けた墨や絵具をたたいて色付けする「間接法」があります。
新居さんの所属される「拓正会」では水性アクリル絵の具を使い、魚の模様(縞や斑点)など全てを魚体の上に描き、紙をはがした後からは目玉以外は一切の加筆修正を加えない「直接法」の技法にこだわり制作を行っています。
短期集中・一期一会・一発勝負
趣味の釣りから、HPで拓正会を知り1日体験に参加した新居さん。
絵に造詣が深くなくても「作品」が仕上がる事で入会のハードルは高くなく感じたそう。
そこで「できるよと言われて2,3年習ってみたら、なんとも奥深かった」とのこと。
魚の上に乗せるアクリル絵の具は30分もすれば乾いてきてしまうため、魚体のすべてを写し取るにはスピードが不可欠。
迷いなく色を置いていく集中力が必要となります。
また、立体的な魚の体表に皺のよらないように和紙を置いていく作業には熟練のコツがいるんです。
と教えてくださいました。
また、それが2匹、3匹となれば手間は2倍、3倍…紙を乗せてはがすまで結果はわかりません。
10匹以上もいる作品の苦労はいかほどか…拓正会では、魚から紙をはがした後は目玉以外に一切の加筆修正を加えることはありません。
背景も紙の色のみ。
魚体の写し方や重ね方を工夫することでその空間に水の流れや気配を感じさせる作品に仕上げる事に苦心されているそうです。
ぜひ実際に展示されている作品をじっくりご覧ください!
「拓正会の精神を大切に将来に残していく」
日本で始まった魚拓という文化をアートの域に熟成させた「拓正会」。
うろこの模様まで繊細に表現できる魚拓を、あえて加筆せず工夫を凝らして魚自体に遠近を出し、背景は何も描かずに水に見立てる。
前会長の松永正津さんが50年以上の試行錯誤の中で作り上げたスタイルとその精神を大切に受けついで守り、次につなげていく。
世界に広めていく。
新居さんは年1回の公募展覧会やアート魚拓体験会を通じてその魅力を発信し続けています。

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一般社団法人京田辺市文化協会(中央公民館内)
E-Mail:info@kyotanabe-bunka.jp
☎ (0774)29-9118
(火曜~土曜日 午前9時~午後5時)