京田辺のすごい人- voice5 – 糸井 文彦さん
京田辺のすごい人発見プロジェクト
京田辺のすごい人-voice 5-
一般社団法人京田辺市文化協会では、京田辺市で活躍している「文化・芸術のすごい人」を紹介するプロジェクトを行っています。
今回ご紹介するのは、絵本作家 糸井 文彦 さんです。

profile
糸井 文彦さん(itoi fumihiko)
国立青少年教育振興機構認定絵本専門士
JPIC読書アドバイザー
小学校教員
2017年絵本作家としてデビュー。
原画展、作品展、絵本ライブなど活躍の場を広げている。

絵本作りの原点は、幼い頃の記憶
糸井さんが絵本を描き始めたきっかけは、自身の幼少期に感じた風景や記憶を「何らかの形で残したい」という思いからでした。
特に、祖父が亡くなったあと、夏休みに過ごした時間や、胸に残る感情が創作のインスピレーションになったといいます。
絵は独学。
もともと大きな紙に落書きして遊ぶのが好きだったという糸井さん。
現在は、アクリル絵の具やアクリルガッシュを使って、温かみのあるタッチの絵を描いています。
最近では、他の絵本作家との交流も生まれ、新しい描き方を学ぶなど、表現の幅がどんどん広がっているそうです。
読み聞かせは、創作の出発点
絵本作家としての第一歩は、まだ出版前。
教員として教室に立ちながら、自作の絵本を子どもたちに読み聞かせしていたそうです。
さらに、ギターの弾き語りもできる糸井さん。
子どもたちに送ったオリジナルの歌を、絵本に仕立てたこともあるのだとか。
個展を開いたときには、かつての教え子たちが来場してくれたこともあり、「教師としても嬉しい瞬間だった」と語ってくれました。
「絵本専門士」として、絵本文化を広げたい
糸井さんは、絵本に関する高度な知識と感性を持つ“絵本専門士”の資格も保有しています。
取得のきっかけは、地元の新聞記事。
同じまちに住む本屋さんが絵本専門士として活動している姿に刺激を受け、自らも資格取得を決意しました。
「今はまだ、ボランティアベースで活動している人が多いですが、絵本の価値をもっと高めて、社会の中で必要とされる活動にしていきたい」と、絵本文化の未来に目を向けています。
「絵本ライブを通じて、もっとたくさんの人に届けていきたい」
すでに「絵本ライブ」というかたちでイベントを行っていますが、それ自体がゴールではありません。
大切なのは、絵本ライブを体験した人が感じた「あたたかな気持ち」や、「元気になった」「楽しかった」といった感情が、少しずつ周りに広がっていくことだと思っています。
絵本や歌を通して、“あたたかな風”をそっと運ぶような気持ちで届けています。
その風が、誰かの心にふわりと届き、やがてまた次の誰かへと広がっていく——そんな循環が生まれたら、何より嬉しいです。

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